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塾の複数教室運営で
よくある悩みと対策

2教室目、3教室目を開校してみて初めて、1教室のときにはなかった悩みに直面する塾経営者は少なくありません。

教室が増えると、生徒情報だけでなく、講師のシフトや保護者対応、請求、出欠、成績など、管理する情報も一気に増えていきます。教室ごとにバラバラに管理していると、本部が状況を把握しにくくなり、教室ごとの運営方法や対応品質にも差が出やすくなります。

複数教室の運営を安定させるには、教室が増えることを前提に、情報管理や業務の進め方を仕組み化しておくことが重要です。この記事では、複数教室を運営する際に起こりやすい悩みと、多教室展開を安定させるための運営方法について紹介します。

複数教室を運営する塾で
よくある4つの悩み

教室が増えると、運営上のさまざまな問題が見え始めます。特に注意したいのが、教室ごとの対応品質、本部からの状況把握、情報共有、保護者対応の4つです。

教室ごとに運用ルールが異なり、
対応品質に差が出る

1教室のときは、経営者や教室長が細かな業務まで把握できます。しかし教室が増えると、各教室で独自のやり方が定着しやすくなります。

たとえば、保護者への連絡方法や宿題の管理、面談準備などが教室によって違うと、「A教室では対応してもらえたのに、B教室では対応してもらえなかった」といった差が生まれます。

こうした小さな違いが積み重なると、教室ごとのサービス品質に差が出てしまいます。

本部から各教室の状況を把握しにくい

複数教室を運営するなら、生徒数や退塾状況、売上、講師の稼働状況などを本部が把握できる状態にしておく必要があります。

ところが、教室ごとに報告を受けて本部で集計する方法では、どうしても情報の確認に時間がかかります。報告を待っている間に問題が大きくなり、退塾が続いている教室に気づくのが遅れるといったケースも考えられます。

教室が増えるほど、「必要な情報を、必要なタイミングで確認できる仕組み」が重要になります。

教室をまたぐ講師・生徒の情報共有に
手間がかかる

複数教室を運営していると、講師が別の教室へヘルプに入ったり、生徒が転居などを理由に別教室へ移ったりすることがあります。

このとき、生徒情報や指導履歴が教室ごとに分かれていると、情報を引き継ぐたびに確認や転記が必要です。必要な情報が伝わらなければ、異動先の教室で生徒の状況を一から確認しなければならないケースもあります。

教室が変わっても、生徒や講師に関する情報をスムーズに引き継げる状態を作っておくことが大切です。

「教室によって対応が違う」という不満が出やすい

保護者から見れば、通っている教室が違っても同じ塾です。

それにもかかわらず、教室によって連絡方法や説明、請求方法などが異なると、「なぜこの教室では対応してもらえないのか」と不満につながることがあります。

教室ごとの裁量を残す部分と、全教室で統一する部分を明確に分け、どの教室でも一定のサービス品質を保てる仕組みを整えておきましょう。

なぜ複数教室になると
運営が難しくなるのか

複数教室の運営で問題が起こる背景には、教室数の増加に対して、運営の仕組みが追いついていないことがあります。特に注意したいのが、教室長への依存、Excelなどによる個別管理、本部と教室の役割分担、新規開校時の業務負担です。

教室長の力量に頼った
運営になっている

1教室のときにうまくいっていた方法を、そのまま複数教室へ広げられるとは限りません。

教室長の経験や判断力に頼っている部分が多いと、教室長によって業務の進め方や生徒・保護者への対応が変わってしまいます。優秀な教室長がいる間は問題が見えなくても、異動や退職をきっかけに運営に差が出ることもあります。

特定の人がいなくても一定の品質で運営できるよう、業務のルールや手順を標準化しておくことが重要です。

教室ごとにExcelなどで
情報を管理している

生徒情報や請求、成績などを教室ごとのExcelシートで管理していると、本部で全体を確認する際にデータを集めて統合しなければなりません。

教室数が増えるほど、この転記や集計作業は大きな負担になります。入力方法が教室によって違えば、集計時の修正も必要です。

教室が増えても管理の手間を増やさないためには、最初から全教室の情報をまとめて管理できる環境を整えることが有効です。

本部と教室の役割分担が
明確になっていない

「本部が対応する業務」と「教室で対応する業務」の線引きが曖昧なまま教室を増やすと、対応漏れや二重対応が起こりやすくなります。

たとえば、保護者対応や請求、講師管理、成績管理などについて、どこまでを教室に任せ、どこからを本部で管理するのかを決めておく必要があります。

教室数が増える前に役割と責任範囲を整理し、誰が何を担当するのかを明確にしておきましょう。

新規開校のたびに
運営方法を一から整えている

教室ごとに使う書類や業務フロー、保護者への連絡テンプレートなどが整備されていないと、新しい教室を開校するたびに準備が必要になります。

これでは開校する教室が増えるほど、準備にかかる時間も増えてしまいます。

既存教室で使っている業務フローやテンプレートを標準化し、新しい教室でもそのまま使える状態にしておけば、開校時の負担を大きく減らせます。

複数教室の運営を安定させる
4つの仕組み

複数教室を安定して運営するには、「教室が増えても管理方法が変わらない」仕組みを作ることがポイントです。

全教室で生徒情報や成績、請求を
同じルールで管理する

まず取り組みたいのが、情報管理の統一です。

生徒情報や成績、出欠、請求などの管理項目や入力方法を全教室でそろえておけば、本部でも各教室の情報を同じ基準で確認できます。

「どの教室でも同じ情報を、同じ形式で管理する」ことが、複数教室運営を効率化するための基本です。

本部が全教室の状況を
まとめて確認できるようにする

本部が教室ごとの報告を待たなくても、生徒数や退塾状況、売上、講師の稼働状況などを確認できる環境を整えましょう。

各教室の状況を同じ画面で比較できれば、「この教室だけ退塾が増えている」「講師の稼働に偏りがある」といった変化にも気づきやすくなります。

問題が起きてから対応するのではなく、データをもとに早めに対策を打てることが、多教室運営では大きなメリットになります。

本部と教室の役割・責任範囲を
明確にする

「本部がやること」「教室長が担当すること」「講師が現場で判断すること」を整理しておけば、対応漏れや二重対応を防ぎやすくなります。

特に、請求や生徒情報の管理、保護者への連絡など、教室と本部の両方が関わる業務は、担当範囲を明確にしておくことが大切です。

教室数が増えてからルールを作り直すのではなく、早い段階から標準化を進めておくと、その後の多教室展開もスムーズになります。

新規開校でもそのまま使える
運営フォーマットを作る

新しい教室を開校するたびに、書類や業務フローを一から作る必要はありません。既存教室で使っている書類や連絡テンプレート、業務マニュアルなどを整理し、新しい教室へそのまま展開できる状態を作っておきましょう。

運営の「型」ができていれば、教室長が変わっても、新しい教室が増えても、一定の品質を保ちやすくなります。

複数教室の運営には
「塾管理システム」が役立つ

教室が増えるほど、Excelや紙、個別のツールだけで情報を管理するのは難しくなります。

そこで活用したいのが、複数教室の情報をまとめて管理できる塾管理システムです。導入する際は、単に生徒情報を管理できるかだけでなく、「本部と教室がどのように情報を共有できるか」という視点で機能を確認しましょう。

教室ごと・全教室のデータを
まとめて確認できる

複数教室を運営するなら、教室ごとの情報だけでなく、全教室の状況をまとめて確認できる機能が欠かせません。

生徒数や成績、出欠、請求などを教室単位で確認できるだけでなく、本部から全教室のデータを横断して確認できれば、教室ごとの状況を比較しながら経営判断ができます。

教室数が増えても、情報を集めるために各教室へ確認を取る必要がない点も大きなメリットです。

教室や役職ごとに
アクセス権限を設定できる

複数教室で同じシステムを使う場合は、誰がどの情報を見たり編集したりできるのかを設定できることも重要です。

たとえば、教室長は自教室の生徒情報を確認し、本部は全教室の情報を確認するといった権限設定ができれば、必要な情報を必要な人だけが扱える環境を作れます。

教室数やスタッフが増えたときにも対応できるよう、役職や業務に応じて権限を設定できるか確認しておきましょう。

生徒や講師の教室移動にも
スムーズに対応できる

生徒の転校や講師のヘルプなど、教室をまたぐ動きが発生したときに、情報をスムーズに引き継げることも重要です。

教室ごとに情報が分断されていると、移動のたびにデータを転記したり、担当者同士で情報を確認したりする必要があります。

システム上で情報を共有できれば、教室が変わっても生徒の基本情報や指導履歴などを引き継ぎやすくなります。教室間の異動が多い塾ほど、確認しておきたい機能です。

保護者連絡や請求、出欠管理を
全教室で統一できる

どの教室に通っていても「同じ塾」として一定のサービスを提供するには、保護者とのやり取りもできるだけ統一することが大切です。

保護者への連絡や請求、出欠の通知などをシステム上で一元管理できれば、教室ごとに異なるツールや方法を使う必要がなくなります。

本部で共通の運用ルールを設定しやすくなるため、教室が増えてもサービス品質をそろえやすくなります。

まとめ

複数教室の運営で起こる問題は、「情報が教室ごとに分かれていること」と「教室長など個人の力量に運営が依存していること」が大きな原因です。

教室が増えるほど、すべてを人の経験や個別管理で対応するのは難しくなります。全教室で情報や運用ルールを統一し、本部から各教室の状況をまとめて確認できる仕組みを整えることが重要です。

特に、生徒情報・成績・出欠・請求・保護者対応などを一元管理できる塾管理システムを導入すれば、多教室運営に必要な情報をまとめて管理できます。

「教室が増えて管理が追いつかない」「本部から各教室の状況を把握しにくい」と感じているなら、教室数がさらに増える前に、運営方法そのものを見直してみましょう。複数教室での運営を前提とした仕組みを整えることが、教室を増やしても安定した経営を続けるための土台になります。

【解決したい課題】で選ぶ すぐにでも使いたい塾システム3社を紹介
【目的別】おすすめの塾システム3選

月末の請求・シフト作成で残業、保護者への電話対応が尽きず、学習データは散在……そんな塾経営者には、事務を自動化し連絡を即時化、学習状況を一 画面に集約できる塾システムが打開策です。本記事では 各サービスの特徴を比較し、おすすめのシステムを紹介します。

予算を抑えて
システム導入したいなら

Grow

Growのキャプチャ

引用元:Grow公式HP
https://www.mplanning-info.com/

特徴

  • 初期費用0円+月7,500 円で導入可能。塾運営に必要な20種類の機能を標準搭載している
  • 教室単位の料金設定。一般的な生徒数課金と違い、生徒数・校舎数が増えるほど割安になる仕組み
保護者対応を
重視したいなら

Comiru

Comiruのキャプチャ

引用元:Comiru公式HP
https://comiru.jp/

特徴

  • 専用アプリ&LINE連携とリアルタイム通知で、メール連絡にありがちな情報伝達の漏れを防げる
  • 欠席・振替の申請、急ぎの連絡、講師・保護者間のチャットがすべてアプリ内で完結するため、対応の手間を削減できる
周囲の塾と
差別化したいなら

e-sia

e-siaのキャプチャ

引用元:e-sia公式HP
https://e-sia.jp/jyuku/

特徴

  • 世界的人気ゲーム Minecraftを使ったプログラミング学習など、独自の教務コンテンツで集客力を強化できる
  • QR 入退室や宿題提出でマイルが貯まり、Pontaポイントに交換可能。通塾・オンライン両方の努力を数値化し、生徒のやる気が続く
GrowComirue-sia
費用
初期費用0円/教室0円/教室22000円/教室
月額7500円/教室約11000円/教室165~550円/生徒
+機能別従量課金
生徒60名・1教室
での料金例
7500円/教室11000円9900~33000円
主要機能
自動スケジュール※基本コマ管理のみ
月謝請求・未収自動照合
講師勤怠・給与連動※勤怠のみ
保護者アプリ/既読管理※LINE通知可※通知のみ
オンライン授業統合※Zoom連携
進捗/成績ダッシュボード
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