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オンライン授業は塾経営の新しいスタイルです。ただ、オンライン授業のなにがいいのか?デメリットはなにかについてわからないまま導入するのは、リスクが大きすぎます。オンライン授業の内容とは?メリットやデメリットも含めてご紹介します。
オンライン授業には2つのスタイルがあります。一部だけオンライン授業にするのと、オンラインに特化したスタイルです。一部だけオンライン授業スタイルは、授業自体は従来と同じように教室で行います。ただ、授業だけではわからなかった生徒もいるでしょう。また、復習したい場合もあります。その点だけ、オンライン授業でカバーするスタイルです。
逆にオンライン授業を中心に行うスタイルもあります。オンライン授業でわからなかった点の質疑応答を教室でしたり、個別指導で対応したりなどさまざまです。
一方のオンラインに特化したスタイルは、教室を設けずインターネットをフル活用します。オンラインですから教室のキャパ制限もなく、エリアの縛りも関係ありません。生徒や講師が他県や離島でも行える点が大きなメリットです。
塾側も生徒側もムダな時間がなく、授業に集中できるのはメリットです。教室まで移動しなくて済みますし、保護者も生徒の送迎で時間を取られません。生徒は他県でも離島でも、ネット環境さえあれば授業を受けられます。塾側はマーケットの広がりと、何人も講師を採用しなくて済むため人件費も抑えられるのです。
生徒は遠慮せず何度も映像を通用して授業内容を確認できます。解説を繰り返し視聴することもできるので内容の定着も促します。内気で自分から質問しづらい生徒も安心でしょう。講師も同じ質問と解説を何回もするには時間的に難しい場合がありますが、映像授業であればその問題を回避できます。
教室で複数人が一度に授業を受ける場合、心配なのが新型コロナやインフルエンザのような感染症です。生徒も保護者も塾側もみんながアタ山を悩ませる問題ですが、オンラインなら解決します。
生徒とのコミュニケーションが不足します。勉強以外のことを相談できないと、信頼関係の構築は困難です。距離が広がり信頼関係がないと、授業が苦痛だけの時間になってしまいます。
オンライン授業では質問がしづらくなるケースもあります。あとで授業を見返すことはできますが「わからない」と思うのは授業を受けているまさにその瞬間です。オンラインでも個別授業方式でリアルタイム対応なら対応できるかもしれません。ただ、録画式だと、対面とは違い「わかっていないな」というのを講師が生徒の様子から察することはできないのです。授業から質問までのタイムロスが生まれます。
ネット環境が整備されていなければ、導入には時間もコストもかかるでしょう。スマホも通信量制限があります。ネットの場合、デバイスやOSや設定の問題でエラーが出るリスクがあるのです。すべて生徒の家庭に丸投げできないため、塾側も対策が求められます。
オンライン授業は「通学時間やエリアの心配が不要で、塾側のコストの問題を解決できる」点がメリットです。生徒は映像でなんども同じ授業を見返すことができるため深い理解が期待できます。反面、生徒と講師の距離感と信頼関係を構築しづらい、質問のしにくさ、ネット環境の整備が求められるなどのデメリットもあるのです。